機能性分子を自在に操る時代を目指して、

分子の中の電子の気持ちを理解しよう!

解良グループへようこそ

情報化社会、エネルギー・環境問題から、既存の無機材料を駆使するだけでは困難な要求が人類に突きつけられています。一方で、有機半導体材料に代表される機能性分子群の特性を利用した様々なソフトデバイスの研究が賑わいを見せ、多彩な構造の分子材料が日夜合成され、製品設計・開発される時代になりました。我々は、大型の有機分子群が多彩な機能性を示す理由について、様々な表面分析法を駆使して研究を進めています。材料の性質を決める重要な素粒子として電子があります。光電子分光法は電子状態を測定するための極めて強力な道具ですが、柔らかく結ばれた分子集合体で「分子の中の電子の姿」を正しく評価するのは困難を極めます。こうした材料の機能や物性をつかさどる電子の姿を量子論的に明らかにするために、レーザー光源やシンクロトロン放射光施設を利用した最先端の分析法を駆使することで重要な話題を提供しつつ、人類が機能性分子を自在に操れる時代の実現に貢献していきたいと考えています。

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トピックス

2022/11/8: Nature Chemistry誌にケイ素を含む新しい有機構造体膜の合成に関する論文が発表されました(DOI:10.1038/s41557-022-01071-3)NIMS、Aalto大学との国際共同研究、BL2B利用

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