これまでに、名古屋大学、シカゴ大学、ハーバード大学、東北大学にて研究する機会を戴きました。人々と巡り逢い、様々な場所で研究した日々は、私の礎となっています。
分子科学研究所には、物理、生命科学、化学など、多種多彩な研究分野から研究者が集められ、最先端の研究が進められています。また、共同利用研究機関として、全国各地から研究者が集います。様々な研究に接し、多くの研究者と巡り会う絶好の機会がここ「岡崎」にあります。
私も、異分野グループとの共同研究を通じて、日々、刺激を頂きながら、新たな研究課題に挑戦しています。皆さんとともに、ここ「岡崎」にて、新たなキラル分子を創り出していければと思います。
分子研レターズ70 2014年9月「これまでの日々に感謝して岡崎での再出発」(PDF)
Organometallics News平成19年第2号「シカゴ大・ハーバード大での4年3ヶ月」(PDF)
総合研究大学院大学は、1988年、大学共同利用機関等の18研究機関と緊密な連携・協力の下に、博士課程の教育研究を行うことを目的に設置されました。我が国最初の大学院大学です。分子科学研究所では、構造分子科学専攻と機能分子科学専攻の大学院生の教育が行われています。また、他大学の大学院学生を特別共同利用研究員として受け入れ、他大学の大学院生が研究活動を行う場としても重要な役割を果たしています。
分子科学研究所で研究をするには、次の方法があります。
研究室見学、(1)(2)(3)(4)に関するご質問、いつでもお問い合わせください。(1)(2)では、リサーチアシスタント(RA)制度による経済支援を行っています。
分子科学研究所は、1975年に大学共同利用機関として創設されて以来、全国各地の大学から多数の研究者と協力して様々な共同研究が進められています。例えば、2001年の野依先生のノーベル賞受賞につながったBINAPの開発は、分子研における共同研究の代表的な成果です。
分子科学研究所では、次の共同利用研究プログラムが準備されています。
(1)課題研究:数名の研究者が1チームとなり特定の課題について行う研究
(2)協力研究:所内の教授または准教授と協力して行う研究
所内の装置・設備利用や共同研究に関して、ご質問・ご相談がございましたら、遠慮なくお問い合わせください。また、博士研究員の申し込みを随時受け付けています。
私たちが合成した分子や開発した反応が、将来、何かに役立つことは、私たちのささやかな夢です。ご興味あるキラル分子や反応がございましたら、ご連絡ください。施設の利用や共同研究の実施についても、ご相談いただければと思います。