大学院生募集
有機太陽電池、エネルギー問題の解決に興味を持つ学生諸君へのメッセージ
あなたも、有機太陽電池の最先端の研究に携わってみませんか。 平本グループでは太陽電池に興味を持つ、修士課程、博士課程の学生を求めております。
平本グループは、21世紀の太陽電池の切り札となる、有機太陽電池研究の日本の中心拠点、世界的研究拠点です。 有機薄膜太陽電池は、現在すでに商品化されている有機ELテレビ、蛍光灯に代わる有機EL照明の太陽電池版です。 有機薄膜太陽電池は、軽量なフレキシブルシートの形で、印刷によって新聞のように大量安価に作れ、屋根、壁、窓に貼り付けたり、自動車にペンキのように塗って使うなど、全く新しいコンセプトに基づいた使い方になります。 日本の企業(三菱化学、住友化学、東レなど)も開発しており、数年以内に製品化するとのプレスリリースがされています。平本グループの有機太陽電池の研究を経験した学生は、その経験を企業で活かしていくことができます。 (過去の分子研の学生の就職先はこちら。)
興味のある学生の方は、平本グループ(下記いずれか)に直接メール連絡してください。 メールアドレスは、平本(教授):、杉原(秘書):です。 修士(博士課程前期課程)、博士(博士課程後期課程)の学生として、平本グループの有機太陽電池の研究に参加するには、総合研究大学院大学(総研大)の学生になる必要がありますが(年2回、4月と9月に募集)、まず、平本グループに直接連絡して相談されることを強くお勧めします。(入試の詳細は総研大の入試ガイドの「機能分子科学専攻」の箇所をご覧下さい。修士と博士で日程が異なります。)
学生には、研究補助員(RA)としてのサポートがあり、昨年実績では、修士学生は 月額約7万円、博士学生は月額約9万円が支給されています。その他、奨学金もあります。(右のバナーをクリックしてご覧下さい。)
エネルギー問題の解決は科学者の責務です。特に、我が国において、エネルギー資源がない状況は、明治維新から現在に至るまで全く変わっておらず、先の大戦、本年の原子力災害のような、悲劇的で大きな歴史の転換は、常にエネルギーをめぐって起こっています。太陽電池は我が国のエネルギー自給の切り札となります。また、「エネルギーを制するものは世界を制する」との言葉にあるように、石油に代わって、21世紀の世界の基幹産業になります。
未来を担う若い学生諸君に力になってほしいと、切に願っております。
志の高い、若い学生諸君の参加を、心からお待ちしております。
平本グループリーダー 平本 昌宏 (教授)