研究概要
現在、世界の人口増加・石油枯渇への危惧や二酸化炭素削減のために、石油に代わる新しいエネルギー源が必要とされています。その中で、私たちは有機太陽電池と有機材料の光電子物性について研究しています。
有機太陽電池は将来の安いエネルギーを作り出すための候補の一つです。右の写真のカラフルな素子は私たちが研究している有機太陽電池の例です。私たちは、例えば有機太陽電池の材料のデザインやドーピング、ナノ構造の制御など、有機半導体物性の基礎から、素子性能まで興味を持って研究に取り組んでいます。
博士研究員募集(2020年2月5日現在)
平本グループでは現在、博士研究員を募集しています。専門分野は有機半導体関連が望ましいですが、その他でも構いません。研究内容は有機太陽電池、有機単結晶、ホール効果、ドーピングなどに関するものです。任期は3年で、給与は学振PDと同程度です。少しでも興味がある方は平本教授または、伊澤助教まで気軽にご連絡ください。また日本学術振興会特別研究員PDの申請なども随時受け付けています。
大学院生募集
平本グループでは有機半導体や有機太陽電池、エネルギー問題の解決などに興味を持つ、修士課程、博士課程の学生を募集しています。有機太陽電池の研究に必要な最先端の実験機器が揃っており、また奨学金など経済的支援も充実しています。我々と一緒に研究をしたい学生さんの連絡をお待ちしています。総合研究大学院大学(総研大)に入学する以外にも、他大学の大学院生を特別共同利用研究員や短期のインターンシップ生としても受けいれています。興味がある方は、平本教授または、伊澤助教まで気軽にご連絡ください。
共同研究について
平本グループでは共同研究を推進しています。太陽電池測定をしたい、ホームページにある実験装置を使用したいなどでも構いませんので、平本教授または、伊澤助教まで気軽にご連絡ください。また共同研究が決まった場合、ナノプラットフォームに採択されれば旅費が支給されます。
分子研ナノプラットフォーム申請方法(http://nanoims.ims.ac.jp/procedure.html)、利用内容(http://nanoims.ims.ac.jp/sp_021.html)
研究室からのお知らせ
- 2021年02月08日
- 伊澤助教がコニカミノルタ画像科学奨励賞、M&BE奨励賞を受賞。
- 2021年02月03日
- 有機太陽電池に関する英語本"Organic Solar Cells"が出版されました。
- 2020年07月20日
- 伊澤助教が花王科学奨励賞を受賞しました。
- 2020年07月20日
- Materials誌の特集号に4本の論文が公開されました。
- 2020年02月05日
- 静岡大学との共同研究の論文とプレスリリースを公開しました。