HOME arrow分子研について arrow歴代所長・名誉教授

歴代所長・名誉教授

【初代】赤松 秀雄(1975.5.1-1981.3.31)(1988年没)

head_1.png

導電性をもつ有機化合物群を世界で初めて報告した。有機化合物は古来より絶縁体と見なされていたが、この常識を覆すとともに、「有機半導体」概念を確立した。日本の炭素研究の先駆者で、水素エネルギーの研究にも先駆的な役割を果たした。

1935年 東京帝国大学理学部化学科卒業
1942年 東京大学理学博士号取得
1951年 東大理学部 教授
1971年 横浜国立大学 工学部長
1975年〜1981年 分子科学研究所 所長

1957年 日本化学会賞
1965年 学士院賞受賞

【第二代】長倉 三郎(1981.4.1-1987.3.31)

head_2.png

分子軌道理論を用いて、分子の電子状態とその反応性に関する研究を行い、分子内電荷分布理論、及び化学反応おける電荷移動、水 素結合による電荷移動の理論を提唱し、その実験的な証明を行った。特に分子間電荷移動錯体の実験的確証に成功したことで、電荷移動の概念は、有機化学及び無機化学の反応論に大きな影響を与えた。

1943年 東京帝国大学理学部化学科卒業
1953年 東京大学理学博士号取得
1959年 東大物性研究所 教授
1981年〜1987年 分子科学研究所 所長
1985年 岡崎国立共同研究機構 機構長
1988年 総合研究大学院大学長
2001年〜2007年 日本学士院院長

1971年 朝日賞
1978年 日本学士院賞受賞
1985年 文化功労者
1990年 文化勲章
1995年 勲一等瑞宝章受章
1996年 ネール生誕百周年記念メダル
1997年 チェコ科学アカデミーJ.ヘイロフスキーメダル

【第三代】井口洋夫(1987.4.1-1993.3.31)(2014年没)

head_3.png

有機化合物は元来、絶縁体と見なされていたが、高い導電性を持つ有機化合物を世界に先駆けて発見した。また、有機半導体の概念 を提唱し、分子エレクトロニクスの先駆的研究で非常に大きな成果を上げた。現在の分子エレクトロニクス・有機EL材料開発などに おける重要な基礎を築いた。 

1948年 東京大学理学部化学科卒業
1956年 東京大学理学博士
1959年 東京大学理学部 助教授
1960年 東京大学物性研究所 助教授
1967年 東京大学物性研究所 教授
1975年 分子科学研究所 教授
1987年〜1993年 分子科学研究所 所長
1993年 岡崎国立共同研究機構 機構長
1996年 国際高等研究所 副所長

1965年 日本学士院賞
1978年 日本化学会賞
1989年 藤原賞
1994年 文化功労者
2001年 文化勲章
2007年 京都賞

【第四代】伊藤光男(1993.4.1-1999.3.31)

head_4.png

分子分光学、分子の電子・振動状態の研究などの分野で大きな業績を上げた。

 

1951年 九州大学理学部化学科卒
1951年 九州大学理学部 助手
1966年 東京大学物性研究所 助教授
1970年 東北大学理学部 教授
1992年 東北大学 名誉教授
1993年〜1999年 岡崎国立共同研究機構分子科学研究所 所長
1999年 岡崎国立共同研究機構長 機構長

1988年 日本化学会賞
1989年 日本分光学会賞
1997年 紫綬褒章
2004年 瑞寶重光章

【第五代】茅幸二(1999.4.1-2004.3.31)

head_5.png

レーザー化学のさまざまな研究手法を開発し、分子間力、化学結合の研究を基盤とする、クラスターの研究を通じて、ナノ物質科学の世界に化学者の観点から新しいナノサイエンス分野を構築した。 

1961年 東京大学理学部化学科卒業
1966年 東京大学理学博士
1966年 特殊法人理化学研究所 研究員
1970年 東北大学理学部化学科 助教授
1973年〜1974年 ベル研究所(米)研究員 
1981年 慶應義塾大学理工学部化学科 教授
1999年〜2004年 分子科学研究所 所長
2004年〜2005年 理化学研究所和光研究所中央研究所 所長

1990年 日本化学会学術賞
2001年 日本化学会賞
2005年 文化功労者

【第六代】中村宏樹(2004.4.1-2010.3.31)

head_6.png

化学物理理論を専門とし、化学の本源的な問題である化学反応の理論的研究に大きな成果を挙げた。
化学反応動力学・非断熱遷移の理論・超励起分子の特質と動力学・化学動力学のレーザー制御・分子機能の開発

1963年 東京大学卒
1965年 東京大学工学部物理工学科 助手
1969年 東京大学工学博士
1971年 オハイオ州立大学及びピッツバーグ大学 博士研究員
1974年 東京大学工学部 講師
1979年 東京農工学大学工学部基礎工学 助教授
1981年 岡崎国立共同研究機構分子科学研究所 教授
2004年〜2010年 分子科学研究所 所長

2000年 中日文化賞

【第七代】大峯巖(2010.4.1-2016.3.31)

head_7.jpg

「水」は多様な特異的性質を持っており、それらが生命現象や地球環境にとって非常に重要な働きをしている。水の中に間欠的な水 分子の集団運動とそれに伴う構造・エネルギーの大きな揺らぎが存在していることを見つけ、それが水の関わる様々な化学反応およ び相転移ダイナミックスに与える影響について、新しい理論解析法を開発して解析を行い、「水の多様性の発現」の動的機構を研究している。 

1977年 ハーバード大学博士号取得(化学物理)
1976年 米国マサチューセッツ工科大学 博士研究員
1977年 日本学術振興会 奨励研究員
1980年 米国マサチューセッツ工科大学 研究助手
1981年 慶應義塾大学理工学部 助手
1982年 岡崎国立共同研究機構分子科学研究所理論研究系 助教授
1994年 名古屋大学理学部 教授
1996年 名古屋大学大学院理学研究科 教授
2003年 名古屋大学大学院理学研究科長・理学部長(2005年12月まで)
2006年 名古屋大学 理事・副総長(2009年3月まで)
2009年 京都大学 福井謙一記念研究センター リサーチリーダー
2010年〜2016年 大学共同利用機関法人自然科学研究機構副機構長・分子科学研究所長
2013年〜2016年 大学共同利用機関法人自然科学研究機構理事

受賞
2003年 中日文化賞
2008年 日本化学会賞
 

【第八代】川合眞紀(2016.4.1-現在)

16kawai.jpg

 

1975年 東京大学理学部化学科卒
1980年 理学博士(東京大学)
1980年 理化学研究所特別研究生(固体化学研究室)
1982年 日本学術振興会 奨励研究員(東京大学理学部田丸研究室)
1983年 大阪工業試験所 非常勤臨時職員
1983年(株)大阪ガス総合研究所にて委託研究
1985年 理化学研究所 研究員(触媒研究室)
1988年 東京工業大学工業材料研究所、客員教授
    (TDK寄付研究部門担当、この間理化学研究所より出向)
1991年 理化学研究所 主任研究員(表面化学研究室)
2004年 東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 教授
2010年 独立行政法人理化学研究所 理事(平成27年3月まで)
2016年~ 大学共同利用機関法人自然科学研究機構副機構長・分子科学研究所長

受賞
2009年 日本化学会賞
2010年 American Physical Society (APS) Fellow
2015年 The Gerhard Ertl Lecture Award 2015
 

■名誉教授

伊藤光男、井口洋夫、岩田末廣、岩村秀、宇理須恆雄、大峯巌、茅幸二、北川禎三、木村克美、桑島邦博、小林速男、齋藤修二、田中晃二、長倉三郎、永瀬茂、中村宏樹、西信之、花崎一郎、平田文男、廣田榮治、丸山有成、諸熊奎治、薬師久弥、吉原經太郎